
平成22年2月27日 宮川ひろ講演会を聴きました(主催 池田町図書館)
宮川ひろ=児童文学作家・日本児童文学者協会会員(各種文学賞を受賞)著書十数冊
講演「私の子育てから」~自らの体験(親子3人家族)
自らの子育ての体験、失敗談を話され、子供に無理な押し付けをしてしまった。子育てをしていると育つチャンスがある。成績はすべて満点でなくても得意なもの一つはある、必ず社会に出て生きる。(得意なものは知らない間に親から学んでいる。)
良い先生に恵まれたために「名前を呼ばれと嬉しいものであること、短文日記を書かせてことが宝に、チャンスの一言で子供は変わる等」を教えられた。
夫が50歳で脳梗塞て倒れ12年間女手で看病、10年目の時ホトホト疲れでしまい、子供に本気ではなかったが、お母さんはもう看病に疲れた家を出たいと話てしまった。
子供の返事は「お母さんにはお父さんが甘えてしまう、後は僕が看る、お父さんも僕なら甘えないから大丈夫、だからお母さん家を出ても良いよ。但し具合が悪かったら、お母さんも看るからその時は帰って来て下さい。」と言われてショックを受けました。
子供は親の姿を見て育っていたこと、夫は病床で言葉は出なかったが子供を育ててくれたことに気付かされました。自分の誤りに気づき子供に謝って以後、夫に感謝しながら2人3脚で夫を送ることが出来た。
☆会場は100名以上でしたが、全員が涙を浮かべながら聞き入っていました。
体験談の後、昔話は口から口で伝えれた、今後も口で伝えて欲しいと結び、一題の昔話を話してくれました。この話も、本日の受講者から話し継がれて行くと感じました。